「どうしたら幸せになれますか?」「何をしていても、なんだか物足りない…」
もしあなたがそんな風に感じているなら、それはあなたが「幸せ」について誤解しているからかもしれません。
実は、幸せには3つの種類があり、それぞれを適切な順番で育んでいくことが、真の幸福へとつながる鍵🔑なのです。
この記事では、幸福の法則をもとに、日々の生活で実践できる具体的な方法を脳科学の視点から詳しく解説します。この内容を理解すれば、あなたも今日から「本物の幸せ」を実感できるようになるでしょう。
幸せには3つの種類があるって知ってる?脳科学で解き明かす幸福の正体
幸せと一口に言っても、実は脳内で分泌される物質によって3つの異なるタイプに分けられます。それぞれが私たちの心身に与える影響と、それを高める方法を見ていきましょう。
1. 心身の健康から生まれる「セロトニン的幸福」

セロトニン的幸福とは、心と体が健康で、気分が爽やかで前向きな状態を指します。朝、目覚めたときに「今日も一日頑張ろう!」と思えたり、青空を見て「空気が美味しいなあ」と感じたりするような、穏やかで満たされた感覚です。この幸福は、幸せの土台となる最も重要な要素と言えるでしょう。
✅ セロトニン的幸福を高めるには?
- 朝散歩:太陽の光を浴びながらの散歩は、セロトニンの分泌を促し、気分を晴れやかにします。
- スポーツ:適度な運動は、心身の健康を維持し、幸福感を高めます。
- 質の良い睡眠:十分な睡眠は、セロトニンを含む脳内物質のバランスを整えるために不可欠です。
このセロトニン的幸福が不足すると、気分が沈んだり、無気力になったり、うつ病のような状態に陥りやすくなります。心身の健康があってこそ、他の幸福も感じられるようになるのです。
2. 人との絆を育む「オキシトシン的幸福」
オキシトシン的幸福は、人とのつながりや愛情、感謝から生まれる温かい感情です。夫婦や恋人とのコミュニケーション、子どもを抱きしめる時間、友人と語り合うひととき、あるいはペットとの触れ合いなど、人や動物との絆を感じる瞬間に分泌される「つながりの物質」、オキシトシンがもたらします。親切な行動やボランティア活動、他者への貢献もこの幸福に繋がります。
✅ オキシトシン的幸福を高めるには?
- 積極的にコミュニケーションを取る:家族やパートナー、友人との会話や触れ合いを大切にしましょう。
- 感謝の気持ちを伝える:日常生活で当たり前と思いがちなことにも感謝し、言葉で表現することで、より強い絆が生まれます。
- 利他的な行動:誰かの役に立つ喜びは、大きな幸福感につながります。
この幸福が不足すると、孤独感や寂しさを感じやすくなります。私たちは社会的な生き物であり、誰かとのつながりなくして真の幸福は得られません。
3. 達成感や成功を味わう「ドーパミン的幸福」
ドーパミン的幸福は、目標達成や成功、お金や地位、名誉などを得たときに感じる興奮や高揚感です。「やったー!」と叫びたくなるような、短期的な喜びや強い達成感が特徴です。仕事で大きな成果を出したり、スポーツで優勝したり、コンテストで選ばれたりする瞬間に分泌されるドーパミンが、この幸福をもたらします。
✅ ドーパミン的幸福と上手に付き合うには?
- 目標設定と達成:適度な目標を設定し、達成することでドーパミンが分泌されます。
- 依存症に注意:ドーパミン的幸福は快感が強いため、アルコール、ギャンブルなど依存症につながりやすい側面もあります。適度な距離感を保つことが重要です。
多くの人が「幸せになりたい」と考えたとき、真っ先に思い描くのはこのドーパミン的幸福でしょう。しかし、こればかりを追い求めると、かえって不幸になる危険性もはらんでいます。
幸せの「三段重」の法則:なぜ多くの人が幸福を逃すのか?

私が提唱する「幸福の三段重」とは、この3つの幸福を、お重のように下から順番に積み重ねていくイメージです。
- **セロトニン的幸福(健康の幸福)**が土台
- その上にオキシトシン的幸福(愛・つながりの幸福)
- 最後にドーパミン的幸福(成功・達成・お金の幸福)
多くの人は、いきなり「ドーパミン的幸福」を追い求めがちです。お金を稼ぐことや出世することばかりに目を向け、健康を損なったり、家族との関係がおろそかになったりする人も少なくありません。しかし、土台となるセロトニン的幸福やオキシトシン的幸福が満たされていなければ、いくらお金や地位を手に入れても、本当の幸せは感じられないでしょう。心身の健康を損ない、孤独に陥ってしまえば、せっかく得た富や名声も意味をなしません。家族関係が破綻してしまっては、まさに本末転倒です。
心身の健康と人とのつながりという土台がしっかりしていればこそ、その上で得られる達成感や成功が、真の喜びとして私たちに返ってくるのです。
「今を生きる」ことが未来の幸せを築く:後悔しない生き方

「今が楽しければそれでいい」という考え方もありますが、これは将来のことを考えないという意味ではありません。私が言う「今を生きる」とは、「この一瞬一瞬を大切に生きる」「今できることを最大限にやる」ということです。今日できることを明日へ先送りせず、未来に負担をかけない生き方こそが、真の「今を生きる」姿勢です。
例えば、受験勉強中の学生が「動画を見たい」という感情に流されて勉強を怠れば、1年後の受験は失敗するでしょう。それは決して幸せとは言えません。今、将来のためにすべきことに集中し、目の前の課題に全力で取り組むこと。それが、一つ一つの達成感や充実感を生み出し、長期的な幸福へとつながっていくのです。
過去を悔やんでも、未来を不安に思っても、ネガティブな感情しか生まれません。私たちが行動できるのは「今」という時間だけです。今できることに真摯に向き合い、全力を尽くすことで、後悔のない充実した日々を送り、それがやがて大きな幸福感へと昇華されていくでしょう。
今日からできる!見えない幸せを「見える化」する実践法

8〜9割の人は、すでにセロトニン的幸福とオキシトシン的幸福を手に入れていると言われています。健康で、家族や友人がいて、ご飯を食べられるという、当たり前だと思っていることが、実はどれほど素晴らしい幸福であるかに気づいていないだけなのです。病気になって初めて健康のありがたみに気づくように、多くの人は失ってからその大切さを実感します。
今ある幸せに気づき、それを育んでいくために、ぜひ「日記(アウトプット)」を始めてみましょう。
- 3行ポジティブ日記を実践:
- 今日あった楽しかったこと、嬉しかったこと、感謝することを3つ書き出しましょう。
- 健康な体に感謝すること、誰かに助けてもらったことに感謝することなど、日常の中に隠れている小さな幸せを見つけ出しましょう。
日記を通してポジティブな出来事を言語化し、感謝の気持ちを持つことで、自分がどれほど多くの幸せを持っているかに気づくことができます。これにより、健康を維持しようという意欲が湧き、人間関係への愛情や応援を他者に返すことで、つながりも強化されていくでしょう。
ドーパミン的幸福(成功やお金)は、言わば「ボーナス」のようなもの。もちろん大切ですが、まずは基盤となるセロトニン的幸福とオキシトシン的幸福を大切に育んでいくことが、真の、持続的な幸せへの道なのです。今ある幸せに感謝し、それを意識化することで、あなたの毎日はより豊かなものに変わっていくでしょう。

